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元は公務員でしたが、父の他界をきっかけに江戸時代から続く農業を継ぎました。わかっている範囲ですが、私で7代目です。多摩市で稲作を続けているのはうちを含めて4軒だけになりました。私の所でも稲作は年々縮小していて、今は自分の家族が食べる分と頼まれた所に納める分だけを作っている程度です。以前は多摩市の地酒を醸造するための酒造好適米も作っていましたが、それも製造されなくなりましたからね。

水稲の他、年間約60〜70種類の野菜や果物、豆類などを妻と二人で作っています。うちの畑はすぐ脇を京王線が通る典型的な都市農業地です。消費地の近くで栽培しているメリットは、一番美味しい時季の野菜を新鮮なまま届けられる「地産地消」じゃないですか。

手間はかかっても減農薬・減化学肥料での栽培にこだわっているのは、安全・安心な地場野菜の美味しさを味わってもらいたいから。作った野菜は、農業仲間と自主運営しているいきいき市に出したり、学校給食に提供したりしています。子供たちの農業体験も定期的に受け入れ、身近な野菜がどのように育つかを、見て触って実感してもらっていますよ。皆さんの暮らしのすぐそばに農業があることの価値を感じてもらえたら嬉しいですね。
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三重県出身の先祖が移り住んだ鎌倉時代から、当家はこの地で農業を営んできました。自分はというと農業には全く興味がなくて公務員をしていましたが、早期退職して継ぎました。やってみるとこれが楽しくて、すっかり本気になってしまいました。
受け継いだ約6,000平米の畑では、ブロッコリーやトマト、なす、ピーマンなど15〜16種類の野菜を丹精込めて作っています。朝4時半には畑に出ていますよ。

減農薬・減化学肥料で栽培しているから、野菜本来の味を楽しめ、誰もが安心して口にできるものができていると思います。ただ、昨今の気候変動などの影響で大変なことも多くなったね。雨が続くと病気が出やすいし、猛暑が続くと日差しで葉が白く焼けてしまったりします。
 
約10年前から裏山を整備して、ぶどうや栗、柿、ゆずなどの果樹を植えました。昨年から、料理やケーキの材料としても人気のイチジクを育て始めました。今までぶどう作りに力を入れてきたけど、次はイチジクかなと思ってね。
 
太陽をいっぱい浴びて育った露地野菜や、木の上でしっかり熟した果物は、近所の飲食店やいきいき市、学校給食などに卸しています。
地元では知られた老舗の肉屋さんのコロッケにはうちのじゃがいもを、老舗のラーメン屋さんにはキャベツや玉ねぎを、それから和菓子屋さんの「ゆず羊羹」にはゆずを使ってもらっているんだけど、お客様からの「美味しかった」という声が励みになっています。採れたて、もぎたての美味しさを味わってもらえるのが嬉しい。これからも地元の皆さんに喜んでもらえる野菜や果物を育てていきたいですね。
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乾燥させた落ち葉を何度も切り返して、微生物の力で発酵させた腐葉土を作っています。腐葉土を入れてふかふかになった土で育てると病気にも強いし、土のミネラル量が多いせいか旨みが詰まった味わい深い野菜ができます。畑で完熟したトマトなんて、びっくりするほど味が濃くてうまいですよ。手間もかかるし、化学肥料と比べて収量は減りますが、「野菜は健康な土から」にこだわっています。

農業をやっている喜びは、旬のものを最初に食べられることだと思います。「身土不二」という言葉がありますね。「身体(身)と環境(土)は切り離せない(不二)」。 つまり「その土地でとれたものを、その時季に食べる」「自分の住んでいる土地の、季節のものを食べると身体にいい」ということです。ただ、栽培は年々難しくなっているとも感じます。気温のせいなのか原因はわかりませんが、昔はいなかった種類の虫が増えていますね。やはり、ある程度見栄えが良くないと売れないから、苦労しています。
駅前から100mほど高台にあるこの農地を代々受け継ぎ、私で9代目か10代目になります。これからも土の力を信じて、地元の皆さんがずっと食べ続けたい、大切な家族にも食べさせたいと思う、そんな野菜作りを妻と二人で続けていきますよ。
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私は、産婦人科で秘書の仕事をしながら、多摩市の生産農家さん、美味しく食べてくれる方、地元の野菜を使ってくれる飲食店を三位一体でつなげる活動をさせてもらっています。
 
私が多摩市産野菜に注目したきっかけは、産後のお母さんたちに提供する食事に地場の安心・安全な野菜を使わせてもらいたいと考えたことです。それで、多摩市でどんな野菜がとれるのか知りたくて、農産物直売所「いきいき市」に通ったんです。
 
「いきいき市」に並んでいる野菜は、近隣の畑から直接運び込まれた旬のもの。キャベツなんて本当にみずみずしくて、包丁を入れるとザクッと切れる音から違います。春菊も茎まで柔らかくて、生のままサラダに入れて食べられます。旨みが濃くて、食べると身体が喜ぶようで大ファンになりました。
 
生産農家さんとも仲良くなって農地にも足を運ぶようになり、四季を通じて地元で作られた野菜を「地産地消」できる幸せを改めて感じました。
 
せいせきで夏に開催される「多摩市の野菜deごちそう祭」も3回目となりました。生産農家さんたちは「いいお店で使われて、張り合いが出る」と喜んでおられます。いきいき市のお客さんから「せいせきに食べに行ったよ」と言われたり、農家さん自身も食事に行かれたりしたそうです。
 
今年も「ごちそう祭」で、おいしくてヘルシーな多摩市産野菜の料理がいただけます。ぜひ、旬の野菜のパワーを味わってください。そして、聖蹟桜ヶ丘駅から多摩川方面へ歩いて約5分の「いきいき市」にも足を運んでください。生産農家さんも、私も、楽しみにしています。

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